ローンの歴史

融資の始まり

ローンは、相手から確実に取り立てることを前提としているので、個人向けとしては近代から本格的に始まっています。
起源は古代からあったのですが、銀行形態での融資は中世のイギリスからです。

銀行が価値の高い金を預かって、金利分の利息を支払うようになったのが、近代の融資の始まりです。

なお、日本の個人向け銀行業務は、近代化が一気に進んだ明治時代ぐらいからであり、それぞれの目的に応じた借入ができるようになりました。

元々、庶民も含めて月末などに一括払いをする商慣習があったのですが、近代化に伴って現金一括払いとローンのどちらかを選ぶ仕組みになったのです。

1945年の終戦以降となると、各家庭にも冷蔵庫などの便利な家電が必要となりました。

しかし、毎月の給与に比べて高価な家電を現金一括払いすることはできず、分割払いや、個人向け融資を利用した購入が大きく増えました。

個人向け融資の問題点

個人が気軽にお金を借りられるようになった反面、金融機関に対して立場が弱い点が社会問題になりました。
基本的に、金融機関側が提示した借入の条件を受け入れるしかないので、一方的に高金利を押し付けられる利用者も出たのです。

そのため現在では、利息制限法などの様々な法律に基づいて、慎重に判断されています。
グレーゾーンの金利といった社会問題もありましたが、行政指導によってかなり改善されました。

弁護士に法律相談がしやすくなったこともあり、冷静に対処すれば自分の権利を主張できる時代になったのです。
しかしながら、ローンは自分の社会的信用による契約なので、返済できる範囲でのみ利用しましょう。

総量規制による貸出制限

貸金業法が改正されたことで、原則的に年収の三分の一までの借入となりました。
これは、1つの金融機関に限った話ではなく、全ての金融機関を対象としているので注意しましょう。

例えば、複数の金融機関に借入を申し込んでも、すでに総量規制の上限ギリギリまで借りていたら融資は不可能です。
この総量規制は、貸金業者を対象としている法律なので、銀行ならば規制の対象外です。

また、貸金業者であっても、一部の借入については例外となったりします。
でも、個人信用情報機関に照会される点は変わらないので、審査そのものは厳格に行われるのです。

インターネットによるオンライン化

現代ではインターネットの普及によって、ローンもオンライン化しました。
ホームページ上から必要事項を入力し送信することで、最短10分程で借入ができるようになったのです。

どの金融機関もオンライン対応に力を入れているので、提携している金融機関のATMを利用することも可能です。
もちろん、指定した銀行口座に直接振り込んでもらうことも出来ます。

店舗の窓口まで行かなくても済む為、気軽に借入を利用できるようになりました。

ノウハウが豊富な大手消費者金融では、銀行よりもスピーディに対応することで差別化しています。
自宅にいるままで申し込みができる点は大きく、周囲の目を気にせずに借りられる時代になりました。