繰り上げ返済はするべき?

返済遅滞を起こしてしまったら?

利用中のローンで返済遅滞を起こしてしまった場合には、その後の借り入れにも影響してくる重いペナルティが与えられるようになってしまいます。

そのため、真面目な性格の人などは住宅ローンのように長期的な返済をするローンについては、まとまったお金が入ったら即座に繰り上げてどんどん返していってしまう方法がもっともよいというふうに思い込んでいたりすることもあります。

確かに金融機関などからお金を借りていて、それを月々返済していかなくてはいけないということは心理的にプレッシャーになりますしなんとなく気分がよいものではありません。

ですが少し待ってもらいたいのが、そうした繰り上げ返済をすることは必ずしもプラスなことばかりではないということです。

早く返すことはお得?

今回は、「返せなかったらどうなるか」ということというよりも「早く返したらどうなるか」ということについての話題です。

通常の場合、住宅ローンのように長期にわたって返済をするローンでは返済残金に応じて利息がかかっていくので早めに多く金額を返済することで、その後にかかる利息の額を減らしていくことが可能です。

そのことが「長期ローンはできるだけ早く返した方がお得」という認識を生んでいる原因ではないかと思います。

ですが住宅ローンのように長期間に渡るローンの場合には、金融機関からの融資に対して特例的な措置がとられていることもあります。

例えば住宅ローン控除を受けているような場合で、この控除は年末時点のローン残高に応じて控除額が決まるので12月のボーナスが入った時点で多額の返済をしてしまうと、年末時の残高が経るため控除額も減ってしまうことになります。

繰り上げ返済のデメリット

そのため、早く返してしまったために返済をすべき金額が増えることになったというケースもあるのです。
ただしこのときに繰り上げ返済をすることで減る利息金額と、控除によって受けられる金額とのどちらが大きいかということは専門的な計算をしないと算出ができないということもあるので、一概にどちらが得かということは断定することはできません。

確実に繰り上げ返済が損をすると場合としては、団体信用生命保険が適用される場合です。
団体信用生命保険(団信)は、ローン契約者が支払い期間中に死亡もしくは高度障害を負ったとき、債務者に変わって生命保険会社がローン残金を返済するというものです。

もし繰り上げ返済をしてしまった場合、保険料による充当ができないため先に返済した部分が還付されることはありません。